この記事をご覧になっている人は、折りたたみマットレスの「デメリット」について、特に気になっているのではないでしょうか?
先に折りたたみマットレスのデメリットをお伝えすると、以下の3つが挙げられます。
【折りたたみマットレスのデメリット】
- 底つき感が出やすい
- 折り目により寝心地が悪くなることがある
- 寿命は長くとも5年程度しかない
折りたたみマットレスは、上記のようにデメリットがあるものの、それぞれに対する解消策が存在します。今すぐ簡単にできる対策を、上級睡眠健康指導士でコアラマットレス社員の石川が解説します。
この記事では、折りたたみマットレスのメリットデメリット、さらにデメリット解消法まで詳しく解説していきます。
ぜひ、折りたたみマットレスを購入する際の判断に役立ててください!
目次
折りたたみマットレスの3つのデメリットとは?
下記では、それぞれのデメリットについて詳しく解説していきます。
①底つき感が出やすい
「底つき」とは、マットレスが薄いことや柔らかい(反発力が足りない)ことによって、体が床付近まで到達してしまう現象のことを指します。
硬い床に長時間横になっていると、体が痛くなってしまうことがあるように、底つき感のあるマットレスは体の痛みにつながるため、推奨されていません。
折りたたみマットレスはベッドマットレスと比べて薄い傾向にあります。それによって底つき感が出てしまう点がデメリットです。
②折り目により寝心地が悪くなることがある
折りたたみマットレスには、通常のマットレスにはない折り目(つなぎ目)があります。その折り目に、体圧がかかりやすい部位である背中や腰が沈み込むことによって、寝心地が悪くなることがあります。
③寿命が短め(長くとも5年程度)
折りたたみマットレスは耐久性に優れているものでも、5年程度しか持ちません。
5年と聞くと長く感じますが、ベッドマットレスの場合、10年以上使えるものもあるため、それに比べるとやや短いと言えます。
折りたたみマットレスのデメリットの簡単な解消策3つ
ここまでデメリットを3つ紹介しましたが、それぞれのデメリットごとに簡単にできる解消策があります。
【折りたたみマットレスのデメリットの解消策3つ】
折りたたみマットレスのデメリット | 解消策 |
①底つき感が出やすい | 「8cm以上の厚み」×「高反発素材」のマットレスを選ぶ |
②折り目により寝心地が悪くなることがある | 3つ折りタイプのマットレスを選ぶ |
③寿命が短め(長くとも5年程度) | 定期的にマットレスの向きを入れ替える |
以下では、それぞれの解消策について詳しく解説していきます。
①「8cm以上の厚み」×「高反発素材」のマットレスを選ぶ|底つき対策
底つき感が出にくい折りたたみマットレスには、次の2つの特徴があります。
【底つき感が出にくい折りたたみマットレスの特徴】
- 「厚みが8cm以上」ある
- 「高反発素材」で作られている
底付き感が出にくいとされる厚みの目安として、8cm以上のマットレスが良いとされています。
また、素材としては高反発素材(高反発ウレタン・高反発ファイバー)がおすすめです。
高反発素材は、マットレスに力を加えた時に押し返す力が強いという特徴があります。つまり、過度な体の沈み込みを抑えられるため、底付き感が出にくいのです。
折りたたみマットレスを選ぶ際は、8cm以上の厚みがあり、高反発素材でできているマットレスがおすすめです。
当社が開発した「コアラフトン OASIS」は厚さが8.5cm、また、中身のブロックがそれぞれ側面によって「ふつう」「かため」「ややかため」「しっかりかため」まで硬さのレベルが異なるため、硬さの好みが調整でき、底つき感が出づらくなっています。
折りたたみマットレスをお探しの人は、ぜひ一度寝心地を試してみてください。
② 3つ折りタイプのマットレスを選ぶ|折り目対策
「折り目により寝心地が悪くなることがある」というデメリットに対しては、3つ折りタイプのマットレスを選ぶことが効果的です。
その理由について解説する前に、マットレスにかかる体重の割合についてお伝えします。
マットレスに横になると、下記の図のようなバランスで体重がかかります。
折りたたみマットレスのタイプは、2つ折り、3つ折り、4つ折り、6つ折りの4種類が一般的です。
2つ折りの場合、最も体重がかかる腰付近に折り目が重なります。4つ折りと6つ折りの場合、背中と腰付近に折り目が重なってしまいます。
3つ折りの場合、折り目と重なるのが背中付近だけで済むため、沈み込みが気になりにくいです。
そのため、折りたたみマットレスは3つ折りタイプから選んでみてください。
③ 定期的にマットレスの向きを入れ替える|寿命対策
マットレスが使えなくなる原因としてよくあるのが、マットレスのヘタリです。ヘタリができることによって、寝心地の悪さにつながるため、買い替えが必要になってしまいます。
そんなマットレスの寿命対策に効果的なのが、定期的にマットレスの向きを入れ替えることです。1か月に1回程度、マットレスの頭部分と足部分を180°回転させることで、ヘタリの予防になります。
マットレスの寿命自体を延ばすことにはつながりませんが、寿命が短い折りたたみマットレスを最大限長く使うために効果的な対策です。
折りたたみマットレスの4つのメリット
ここからは折りたたみマットレスのメリットについて紹介していきます。
【折りたたみマットレスの4つのメリット】
- 部屋のスペースを取らない
- 持ち運びに便利
- お手入れもラク
- ベッドの購入費用を抑えられる
以下で、それぞれ詳しく解説していきます。
① 部屋のスペースを取らない
メリットの1つ目は、部屋のスペースを取らない点です。
一般的なベッドのサイズは、シングルサイズで幅1m×縦2mあります。例えば、6畳ワンルームの部屋に住んでいて、そこにベッドを置いてしまうと部屋の約20%のスペースを取られてしまうことになります。
しかし、三つ折りマットレスであれば、就寝時以外は3分の1のサイズ(1m×0.7m)にしておけるため、部屋のスペースをベッドにとられずに済みますし、押し入れなどにしまうこともできます。
まとめると折りたたみマットレスは以下のような人におすすめです。
【こんな人におすすめ】
- 部屋のスペースが狭い人(6畳ワンルーム)
- 来客用のマットレスを用意しておきたい人
② 持ち運びに便利
メリットの2つ目は、持ち運びに便利な点です。
ベッドマットレスの場合、軽くても15kgほどの重さがあるため、一人で移動させることが難しいというデメリットがあります。
折りたたみマットレスは7〜10kgほどの重さのものが多く、成人の女性一人でも持ち運びやすいでしょう。
そのため、以下のような人におすすめといえます。
【こんな人におすすめ】
- 引っ越しが多い人
- 二段ベッドやロフトベッドのマットレスを探している人
- キャンプや車中泊のマットレスを探している人
③ お手入れもラク
マットレスのお手入れがラクな点もメリットの一つです。
マットレスはカビ対策のために、定期的にマットレスを立てかけるなどして、風を通してあげる必要があります。
しかし、ベッドマットレスは軽くとも15kgほどの重さがあるため、場合によっては一人で持ち上げられないこともあります。
一方で、折りたたみマットレスであれば、持ち上げるのにそれほど苦労しません。また、マットレスが折れるのを利用して、簡単に自立させることもできるため、カビ対策もラクにできます。
つまり、以下のような人におすすめです。
【こんな人におすすめ】
- お手入れのために、マットレスを持ち上げるのに苦労したくない人
④ ベッドの購入費用を抑えれる
ベッドマットレスを購入する場合、ベッドフレームも必要になります。つまり、ベッドマットレスとフレームの2つにお金がかかります。そして、ベッドフレームは安価なものでも1万円ほど、高品質のものだと5万円以上になることが一般的です。
しかし、折りたたみマットレスであればベッドフレームを買う必要がないため、その分費用を浮かせられます。
そのため、折りたたみマットレスは以下のような人にもおすすめといえます。
【こんな人におすすめ】
- ベッドフレームの購入費用を浮かせたい人
- 寝具にお金をかけたくないと考えている人
失敗しない!折りたたみマットレスの選び方5選
ここからは、折りたたみマットレスの選び方について紹介していきます。
【折りたたみマットレスの選び方のポイント】
- 【厚み】は8cm以上がおすすめ
- 【素材】は高反発素材がおすすめ
- 【折り目の数】は三つ折りがおすすめ
- 【重さ】は重くないウレタンがおすすめ
- 【耐久年数】は5年あるとGOOD
1~3つ目については「①8cm以上の厚み×高反発素材のマットレスを選ぶ|底つき対策」と「②3つ折りタイプのマットレスを選ぶ|折り目対策」の章で解説した内容と重なるため、ここでは簡単に紹介します。
①【厚み】は8cm以上がおすすめ
折りたたみマットレスの厚さは、8cm以上のものがおすすめです。
8cm未満のマットレスでは底つき感が出やすく、腰や肩の痛みにつながりやすいためです。
※詳しくはこの記事の『①「8cm以上の厚み」×「高反発素材」のマットレスを選ぶ|底つき対策』で解説しています。
②【素材】は高反発素材がおすすめ
素材は、底つき感が出にくい高反発素材がおすすめです。
高反発素材ではマットレスにかかる体の重さを押し返す力が比較的強いため、底つき感が出にくく、体の痛みにつながりにくいことが特徴です。
※この記事の『①「8cm以上の厚み」×「高反発素材」のマットレスを選ぶ|底つき対策』の章でも詳しく解説しています。
③【折り目の数】は三つ折りがおすすめ
折り目の数は三つ折りがおすすめです。
※詳しくはこの記事の「②3つ折りタイプのマットレスを選ぶ|折り目対策」で解説しています。
④【耐久年数】は5年あるとGOOD
折りたたみマットレスは、5年使えれば十分長持ちするといえます。
ただ、マットレスの製品のなかには、耐久年数が表記されていないこともあります。そんなとき、耐久年数を計るのに参考となるのが「復元率」です。
復元率と耐久年数の関係を、下の表にまとめました。
【復元率と耐久年数の関係】
復元率 | 耐久性(寿命) |
95%未満 | 1~2年程度 |
95~96% | 3~5年程度 |
96~98% | 5~8年程度 |
98~99% | 8~10年程度 |
ベッドマットレスの場合、98%以上の復元率があれば、高水準とされています。
一方、折りたたみマットレスの場合、ベッドマットレスと比べると全体的な耐久年数は短くなります。
そのため、復元率が96%以上あれば、耐久年数が長いマットレスといえます。
⑤【重さ】は重くないウレタン素材がおすすめ
マットレスを収納することを考えている場合は、重すぎない素材がおすすめです。
一般的に重い素材として挙げられるのがコイル素材です。実際の製品を見てみると、13kg程度の重さのものがあるため、持ち上げるのに苦労する場合があります。
一方、軽めの素材であるウレタンやファイバー素材は、9kg以内に収まる製品があります。収納することを考えている場合は、ウレタンやファイバー素材がおすすめです。
まとめ:デメリットは解消できる!コンパクト×持ち運び可能な折りたたみタイプのマットレスを活用しよう
この記事で紹介してきたように、折りたたみマットレスには3つのデメリットがありますが、下記のように対処すれば解消できます。
【折りたたみマットレスのデメリットと解消策】
折りたたみマットレスのデメリット | 解消策 |
底つき感が出やすい | 8cm以上の厚み×高反発素材のマットレスを選ぶ |
折り目により寝心地が悪くなることがある | 3つ折りタイプのマットレスを選ぶ |
寿命が短め(長くとも5年程度) | 定期的にマットレスの向きを入れ替える |
折りたたみマットレスの購入を考えている場合は、「コアラフトン OASIS」の購入を検討してみてください!
【折りたたみマットレスのおすすめはコレ!】厚み8.5cmで底つき感がない「コアラフトン OASIS」
ここでは「コアラフトン OASIS」の特徴を3つに絞ってお伝えします。
【コアラフトン OASISの特徴3つ】
特徴 | 詳細 |
① 底つき感が出にくい作り | 厚みが8.5cmあり、かつ高反発素材で作られているため、寝心地に悪影響がある底つき感が出にくい作りになっています。 |
② 硬さ調整が可能 | 「ふつう」「かため」「ややかため」「しっかりかため」の4段階に調節可能です。そのため、硬さ選びに失敗しづらいマットレスとなっています。 |
③ 収納に便利な三つ折りタイプ | 使わないときは、折りたたむことでコンパクトにできます。お部屋のスペースが狭い人にピッタリです! |
コアラマットレスでは、120日間のトライアル期間を設けています。そのため、万が一ご満足いただけない場合、商品を返品していただければ全額返金することができます。
この機会に、ぜひ「コアラフトン OASIS」の寝心地をお試しください!