熱帯夜が続くと、夜中に寝苦しくて目が覚めてしまい、気づけば睡眠不足に…という方も多いのではないでしょうか。日中体力が欠かせない夏だからこそ、ぐっすり眠って元気に過ごしたいものです。
今回は、一般的に知られていない意外な方法も含め、おすすめの快眠法をご紹介します!
眠りは最初の3時間が大切
まず、抑えないといけないのは眠りは最初の3時間が大切ということです。というのも、入眠して最初に入るノンレム睡眠では、脳が活動しないためぐっすり眠っています。夢もみません。ここでしっかり脳を休ませることができれば、睡眠の質が高まります。
逆にどんなに長く寝ても深い眠りに入れなかったり、脳が活動した状態のレム睡眠に終始すると、睡眠の質は下がります。「夢をたくさん見た日は疲れが取れていない」という経験をしたことがある方もいるでしょう。
深い眠りであるノンレム睡眠は、入眠後最初の3時間までにかなりの割合を占めます。ですので、寝苦しくて途中で目を覚ましてしまったとしても、最初の3時間をぐっすり眠ることができれば、そこまで睡眠の質は落ちません。
クーラーをつけて寝るのはアリ?ナシ?
夏にクーラーをつけて寝るのは健康に悪いし、電気代もかかるから抵抗があるという方も多いでしょう。しかし、10年前、20年前と比べても熱帯夜の辛さは増してますので、体の安全のためにもできるだけクーラーはつけるべきです。
温度設定は27度程度にしておきましょう。その温度であれば朝までつけていても大丈夫ですが、抵抗がある場合はタイマー機能を使って3時間程度で切れるようにしておきます。最初の3時間を乗り切ることができるからです。
逆に27度じゃ暑いという方もいるかもしれません。しかし、それ以下にすると、今度は入眠時に必要な一時的な体温上昇の妨げになり、なかなか深い眠りに入ることができなくなります。冷房での冷やしすぎも快眠の妨げになるのです。
暑がりの方は入眠前に部屋を十分に冷やしておいて、入眠時には27度に設定するという方法がいいでしょう。
寝具を工夫する
夏の夜の快眠には寝具も重要です。湿気が溜まらないような通気性の良いマットレスに変えましょう。また、枕やシーツの素材なども、快眠のための重要な要素です。
ガーゼ素材や麻素材の寝具は、汗をよく吸収し通気性も良いためすぐ乾くという、夏場にぴったりな製品です。
さらに晴れた日の日中は寝具を干すことを心がけましょう。大きなマットレスを外に干すのは現実的ではありませんが、普段寝かせているマットレスを立ててお部屋の換気をすることで、寝具にも十分に風を通すことができます。
夏は湿気によってカビやダニなどが発生しやすくなりますし、汗による雑菌がたまり悪臭も起こりやすいのです。寝具の衛生面が気になって眠れないというのでは悲しいですよね。
干したり換気をした後は全体的に重曹をかけ、数時間置いてから掃除機をかけるのもおすすめです。日光で死滅したダニや微生物の死骸を吸い取ることもできますし、重曹の消臭・静菌効果により、より寝心地の良いマットレスになります。
パジャマを着て寝るべし
夏の快眠にはパジャマ選びをこだわりましょう。
夏場は暑いから着るものは手軽に、という方も多いはずです。確かに涼しさを確保するのは大切ですが、素材によっては睡眠の質が下がる可能性もあります。
例えば寝るときの服装として一般的なTシャツは、意外とパジャマに比べて吸汗性や速乾性に劣ります。汗をかいてしまい寝付けない、汗だくで目がさめるということも考えられます。
寝ることに特化したパジャマであれば肌触りにもこだわっていますし、機能面でも体を締め付けずに汗を吸収し乾かすことができます。眠りの質を高めるならこだわりのパジャマを着るのがおすすめです。
寝る前のブルーライトは控えよう
なかなか寝苦しくて寝付けないからといって、布団に入ってスマホやタブレットをいじり始めるのは快眠に悪影響しかありません。ス
マホやタブレット、PC等の画面が発するブルーライトは脳を興奮状態にするため、浴びれば浴びるほど入眠が遅れます。寝る1時間前にはいじらないことが無難です。
クーラー、寝具、パジャマを上手に使って快眠をゲットしよう
体質や体調など個人差もあるため、熱帯夜に上手に眠る方法を編み出すのには時間がかかるかもしれません。そんな方はぜひクーラー・寝具・パジャマを上手に活用してみてください!
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