スプリングマットレスとは?ウレタンとの違いや種類・特徴・選び方を解説!
寝具コラム by Joe Chiang2023年9月22日読了目安時間: 12

スプリングマットレスとは?ウレタンとの違いや種類・特徴・選び方を解説!

マットレスには、スプリングやウレタンなど、いくつか種類があり「自分にはどれが合っているんだろう?」と悩みますよね…。

ここでは、スプリングマットレスについて基本的な知識を説明し、さらにウレタンマットレスとの違いやマットレスを選ぶ際のポイントもご紹介します。

この記事を読むことで、自分に合ったマットレスの見分け方、探し方を理解できます。ぜひマットレスを選ぶ際にお役立てください。

 

スプリングマットレスとは?

スプリングマットレスとは、内部にスプリング(バネ)が入っているマットレスを指します。

スプリングマットレスの特長といえば、通気性と耐久性に優れていることでしょう。適切にメンテナンスすることで、10年以上使用できる場合も多く、マットレスの中では比較的長寿命なタイプだといえます。

価格は各種マットレスの中では比較的高額で、2、3万円といった比較的手頃な価格帯から、数十万円もの製品までさまざまです。

スプリングマットレスとは?

 

スプリングマットレスの特徴とメリット、デメリット

スプリングマットレスにはいくつかの種類がありますが、ポケットコイルマットレスとボンネルコイルマットレスが一般的です。これらはマットレス内部にあるスプリングの構造が異なっており、それぞれ特徴とメリット・デメリットがあります。

スプリングマットレスでとくに気になるのは、マットレスに使用しているスプリング(バネ)の経年劣化です。スプリングマットレスは、使い続けるうちに負荷がかかっている部分に凹みが発生します。腰の部分が沈み込んだ古いマットレスを使ったことがある人もいるかもしれません。

 

 

ポケットコイルマットレス|独立したスプリングで体を支える

ポケットコイルマットレスは、一つひとつのスプリングを袋に入れたものを敷き詰めた構造になっています。

  • メリット
    個々のスプリングが体の重みを自然な曲線に沿って支えることから、身体にかかる圧力が分散されることです。
  • デメリット
    個々のスプリングが不織布で包まれて配列されているため、他のコイルマットレスと比べると通気性に劣ること、そして価格が割高です。

ボンネルコイルマットレス|一つの面で体を支える

ボンネルコイルマットレスは、複数のコイルを連結させて一つにまとめたマットレスです。コイル全体で身体を支えるため、寝転ぶと全体が沈み込むのが特徴です。

  • メリット
    寝心地が硬めであることから寝返りを打ちやすく、体にかかる負担が軽減できることです。また、通気性が良いためムレを感じにくいこともメリットの一つだと言えます。
  • デメリット
    体圧分散性が劣っており、腰や肩に負担がかかりやすいことです。また、横揺れが伝わりやすいため、隣で寝ている人の寝返りの振動が伝わってしまうこともデメリットです。

 

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ノンコイルマットレスの特徴(スプリングがないマットレス)

スプリングマットレスではないタイプのマットレスを総称して、ノンコイルマットレスといいます。ノンコイルマットレスも種類によって、その特徴はさまざまです。

 

低反発ウレタンマットレス|沈み込んで体にフィットする

低反発ウレタンマットレスは体圧分散性に優れ、身体にフィットするのが特徴で、横揺れの心配もありません。

弾力性がほとんどなく、寝返りしづらいというのが難点です。人によっては腰痛が悪化する恐れがあり、またウレタンという素材上、通気性に劣るものが多いため、夏場は「ムレが気になる」という声もあります。

低反発ウレタンマットレスは、「柔らかめの寝心地が好き」「体型が痩せ型で横向きに寝ることが多い」という人におすすめされることが多いマットレスです。

 

高反発ウレタンマットレス|カタめで寝返りしやすい

ほどよい硬さで沈み込みすぎず、寝返りしやすいのが高反発ウレタンマットレスで、高弾性ウレタンマットレスと呼ばれることもあります。低反発マットレスの沈み込みが合わない人におすすめです。ただ、体が小さく体重が軽い人は硬すぎると感じることもあり、通気性も低反発ウレタンと同様、あまり良くない傾向があります。

高反発ウレタンマットレスは、「硬めの寝心地が好き」「低反発が合わない」という人におすすめされることが多いマットレスです。

 

高反発ファイバータイプ|通気性に優れる

高反発ファイバータイプは通気性に優れており、弾力性もあるため、寝返りしやすいのが特徴です。また、ファイバーマットレスタイプは水洗いできるため、ダニやカビなどによる衛生面の影響が気になる人や、大柄の人におすすめされることが多いマットレスです。

寝心地は硬めのため、やせ型の人には向いていないと言われることが多いです(これについては、後で詳しく説明します)。横揺れしやすいことから、2人以上で寝る場合にも適していません。

 

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スプリングマットレスとノンコイルマットレス、どちらを選べばいい?


スプリングマットレスとノンコイルマットレスの特徴について説明しましたが、いったいどちらを選べばいいのか悩んでしまう人も多いのでは?このセクションでは、「コスト・耐久性・廃棄の手間・持ち運び」の4つの要素から検証します。

 

コスト

コストを重視する場合は、ノンコイルマットレスがおすすめです。

スプリングマットレスは、品質が高く高価なものだと10万円以上の製品もあります。それに対してノンコイルマットレスは、4万円程度で購入できるものも多く、スプリングマットレスと比べ手頃な価格で手に入ります。

コストについては、購入する際だけではなく、処分についても考えておいたほうがよいでしょう。コイルマットレスのデメリットとして、処理するコストが高くなりがちということが言えます。スプリングやフォームなど複数の素材から作られているため、高額の処分コストがかかる可能性があります。また、自分で分別して捨てる場合も、かなり手間がかかります。

 

 

コスト面だけではなく、長く使えるかどうかという点も考慮すると、耐久性もあわせて考える必要があります。

 

耐久性

コストだけを考慮した場合、ノンコイルマットレスが選ばれがちですが、スプリングマットレスは価格が高価なこともあり、耐久性に優れているのが特徴です。

スプリングマットレスは、正しくメンテナンスすれば平均10年ほど使うことができます。一方、ノンコイルマットレスの耐久性は、一般的に低反発ウレタンが3〜5年、高反発ウレタンおよび高反発ファイバーでは6年程度とされますが、中には10年程度使用可能な製品もあります。低反発と高反発ウレタンを組み合わせたコアラマットレスは、10年間の耐久性能を保証しています。

 

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持ち運びしやすさ

マットレスの重さを比較すると、ノンコイルマットレスは10〜20Kg程度(三つ折りマットレスの場合は7〜25kg程度)の重さ、そしてスプリングマットレスは20kg近くの重量が一般的です。

そのため、スプリングマットレスを持ち運ぶことは現実的ではなく、就寝時のみマットレスを床置きして使うというスタイルには向いていません。

就寝時以外はマットレスを収納しておきたいと考えている人は、三つ折りマットレスを選びましょう。

 

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廃棄の手間

マットレスの廃棄に手間をかけたくない場合は、ノンコイルマットレスがおすすめです。

ノンコイルマットレスなら簡単に持ち運びできる製品も多く、処分費用も1,000〜2,000円ほどです。それに比べてスプリングマットレスは重く、さらに分別が必要なため、自力で運搬することが難しく、引き取り業者に依頼することになります。この費用として、数千円〜10,000円程度を見込んでおく必要があります。

マットレスを選ぶ際には、廃棄の手間も念頭に置いておきましょう。

 

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次に、スプリングマットレスとノンコイルマットレスの詳しい選び方をそれぞれ解説します。

 

スプリングマットレスの選び方と基準

スプリングマットレスを選ぶ際は「スプリングの種類・スプリングの数・硬さ」の3つのポイントをもとに検討しましょう。

 

【スプリングの種類】(ポケットコイルorボンネルコイル)

スプリングには、ポケットコイルとボンネルコイルの2種類があります。それぞれのスプリングの特徴の違いを理解しておきましょう。

  • ポケットコイル
    一つひとつのスプリングが身体の曲線にフィットして支えるため、体圧分散性に優れています。また、スプリングが独立しているため、横揺れの心配もありません。
    ボンネルコイルに比べると高価であることがデメリットです。
  • ボンネルコイル
    連結したスプリングで、身体を面全体で支えてくれるため、硬めの寝心地が好みの人に合うでしょう。また、価格もポケットコイルより手頃なため、「なるべくお金をかけたくない」という場合におすすめです。
    デメリットとしては横揺れすることや、体圧分散性に劣ることです。

 

【スプリングの数】で寝心地が変わる

スプリングの数が分かれば、実際に寝てみなくても寝心地を推測できます(ポケットコイルのみ)。

スプリングの数が多い交互配列は、隙間を埋めるようにスプリングが敷き詰められているため、やや硬めの寝心地になります。一方、並行配列はスプリングが平行に配置されるのでコイル間に隙間ができます。寝心地は柔らかめに感じられるでしょう。

 

【硬さ】は体重を目安に

マットレスの硬さを選ぶには、体重が一つの基準となりますが、人によって好みがあります。一般的には70kg以下は柔らかめ、71〜80kgは標準、81kg以上はかためと言われることが多いですが、あくまで目安と考えてください。実際に寝心地を体験してみるなどして、自分の好みを理解することが重要です。

 

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ノンコイルマットレスの選び方・基準とは?

ノンコイルマットレスを選ぶ際は「素材・サイズ・厚さ」の3つのポイントから検討しましょう。

 

【素材】は自分に合うものを

ノンコイルマットレスは、素材ごとに弾力性・硬さ・通気性が異なります。
それぞれの素材の特徴は以下のとおりです。

名称 弾力性 硬さ 通気性
低反発ウレタン

柔らかめ
ムレやすい
高反発ウレタン

普通~やや硬め
ムレやすい
高反発ファイバー
やや硬め~硬め
良い

上記を参考に、好みの寝心地に適した素材を見つけてください。

コアラマットレス®︎は、低反発と高反発を組み合わせた独自開発のウレタンフォームで、硬すぎず、柔らかすぎない、ちょうどいい硬さを実現しました。また、体圧分散と振動吸収技術により、誰にも眠りを邪魔されない快適な寝心地を生み出しています。

 

【サイズ】は窮屈にならないように

マットレスのサイズは体格や使用人数、ベッドのサイズを考慮して決める必要があります。
コアラマットレスでは、以下のサイズをラインナップしています。

シングル 幅:95cm
縦:195cm
・標準体型の方
・6畳部屋向き
セミダブル 幅:120cm
縦:195cm
・1人でゆったり使用
・子どもとの添い寝
ダブル 幅:140cm
縦:195cm
・標準体型2人での使用
・お互い寝返りを打つには少々窮屈
クイーン 幅:160cm
縦:195cm
・2人でゆったり使用
・夫婦と子ども3人で使用
キング 幅:190cm
縦:195cm
・2人でゆったり使用
・夫婦と少し大きくなった子どもの3人で使用

 

サイズ選びのポイントとしては、寝返りを打っても落ちたりする心配がないよう、ゆとりのある大きさを選択することです。

 

【厚さ】は薄すぎないように

マットレスが薄いと底付き感を感じることがあります。

底付き感とは、マットレスが身体を支えきれず、床の硬さが感じられることをいいます。底付き感は腰痛や体のだるさの原因になるため、マットレスを選ぶときは底付き感のない厚さを確保したいものです。

以下は、目安となる体重ごとの、ウレタンおよびファイバー素材に必要な厚さです。

  • 体重 30kg ・・・ ウレタンフォーム:5cm、ファイバー:3cm
  • 体重 60kg ・・・ ウレタンフォーム:7cm、ファイバー:5cm
  • 体重 80kg ・・・ ウレタンフォーム:10cm、ファイバー:7cm

 

まとめ:自分に合ったマットレスでストレスから解放されよう

自分に合わないマットレスは「溜まった疲れが取れない」「体がだるい」といった症状を引き起こしかねません。

自分の好みや体型に合ったマットレスを選ぶことで、すっきりとした目覚めが得られたり、疲労回復につながったりします。

家事や育児、仕事などの疲労が蓄積し、どれだけ寝ても爽やかに起きられないという場合、自分にあったマットレスを選ぶことで悩みを解決できるかもしれません。

ぜひ、あなたの理想の寝心地を叶えるマットレスを見つけてください。

 

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